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マリア・グリーペ「夜のパパとユリアのひみつ」

夜のパパとユリアのひみつ マリア グリーペ本書は去年の3月に読んだマリア・グリーペ「夜のパパ」の続きの物語である。
夜勤が多い母と二人暮らしのユリアには、募集に応募してきたペーテルという「夜のパパ」がいる。最初はぎくしゃくしていた仲がだんだん和やかになって、フクロウのスムッゲルと三人組の生活が楽しくなるところが良かった。

今回は貧乏だったペーテルが石の研究でお金を稼げるようになったことと、ユリアが成長したので、もう夜のパパはいらないんじゃないかと母や周囲がいう時期になっている。前と同じように、二人が代わりばんこに手記を書いているのだけれど、微妙にユリアが子どもだった前作と違っている。ユリアの気遣い、それを尊重しながらどう対処しようかと考えるペーテルの心の揺れ。
そこへユリアの住んでいる家の取り壊し騒動が起こる。建物の持ち主は市で、代わりに市内のアパートを世話してくれる。母は仕方がないと言うが、古くて住みにくくはあるが、素敵な建物はおいておくべきだとユリアとペーテルは考える。二人は取り壊しに反対しようと行動する。
共に闘うことで二人の絆が強まっていく。次作があるとすれば、二人の恋物語になるだろうと予感させる淡い恋心の描写が素敵。(ハラルド・グリーペ絵 大久保貞子訳 ブッキング 1800円+税)

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2008年01月01日 01:29に投稿されたエントリーのページです。

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