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ドロシー・L・セイヤーズ「毒を食らわば」について語ろう

毎日ばたばたしているが、睡眠時間はしっかり7時間とっている。お陰で風邪を引いても寝込むこともなくすんでいる。食事の支度と洗濯はがんばってやるが、掃除のほうはまあまあといったところ。
今日もばたついたので日記はミクシィからもってきた。

■「毒を食らわば」について語ろう

私が最初に読んだのはハヤカワポケットミステリの「毒」でした。だれかに貸したままで長期間経ってしまったので、浅羽さんの訳で出たときはうれしかったです。ピーター卿とハリエットの出会いですもんね。最近はセイヤーズを読み始める人に、これから読めって勧めています。

出だしが法廷の場です。ハリエットは愛人のフィリップ・ボーイズを砒素で殺害したと逮捕され裁判にかけられている。ピーター卿も母のデンヴァー先代公妃も傍聴に来ています。陪審員の一人がピーター卿の聞き込み代理人であるクリンプスンさんで、判決が決まったのも同然なところをがんばって先へ持ち越すことに成功します。
ピーター卿はハリエットに面会に行って会話の終わりに結婚を申し込むと、暗い顔で「あなたもそうでしたの、これで四十七」と返事されてしまいます。もちろんそれでへこむピーター卿ではありません。

それから1カ月間、次の裁判の日に備えてピーター卿は必死で頭をしぼります。ボヘミア(芸術家の出入りする場所)を調べるときの習慣でフェルプス嬢を訪ねて、死者について聞き込みしたり、パーカー主席警部もまきこんで真犯人を追いますが、なかなかしっぽがつかみきれません。そこでバンターとクリンプスンさんの大活躍するというおもしろい展開になります。クリンプスンさんの事務所のマーチスン嬢が、犯人と目される人物の事務所で秘書になって働きながら探る活躍も見逃せません。

印象に残っているのは、デュークス・デンヴァーのクリスマスのお茶の時間。晩年のピーター卿が20年間その思い出につきまとわれてうなされたと語ったという、そのお茶会のシーンが、その頃の貴族階級の会話ってこんなものかとおもしろい。

それと妹のメアリとの会話がいいです。メアリはこの本の最後でパーカーと結婚することになるのですが、ピーター卿が家に帰ると身内は大騒動です。妹の婿が警官風情とと言ってうるさい兄に、さらっとチャールズはいい奴だと言ってのけます。そしてなんなら僕とけんかしたらいいと言うと、相手は女の警官とかと聞かれます。「僕が結婚するのは囚人のほうさ」「向こうが受けてくれればだが」。(mixi コミュニティ「セイヤーズ読書会」のトピック〈「毒を食らわば」について語ろう 2006.3.29〉より)(浅羽莢子訳 創元推理文庫 680円+税)

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2008年03月13日 01:01に投稿されたエントリーのページです。

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