去年の11月にエディ・ヘンダーソンを聴きに谷町9丁目のSUBへ行ったとき、ベースの西山さんに「わたしも1961年のアート・ブレーキー&ジャズメッセンジャースに行ってました」と言ったらとても喜ばれた。それ以来〈妹〉と言ってもらっている(笑)。
〈妹〉としてはときどき〈兄〉の演奏を聴きに行かねばならぬ。それから一度お店へ行って、二度目は「日野皓正と西山満&G.S.Bのジャズコンサート」に行った。今夜は三度目で、「Special Duo+1 竹田一彦(G)西山満(B)with 玉川健一郎(vo)」。いつも金曜日は西山さんと竹田さんのSpecial Duoだが、今夜は札幌から来られた玉川さんのボーカルが入る。
座っていると女性客が一人入ってきて後ろの方に座った。西山さんが「そんなとこに座らんとこっちへおいで、ここは身内ばかりや、この人は妹」と言って呼んだので、えへへと愛想笑い。女性客はあとでほんまに妹さんかと思ったとおっしゃった(笑)。
竹田さんの絶妙なギターと老練な西山さんのベースで演奏がはじまる。そこへ若い玉川さんのボーカルが入る。正統的なボーカルという感じで快く聴けた。男性ボーカルってなかなかいいものだ。ボーカルを生かす老練な二人の演奏がうまい。
休憩になってすぐ横のテーブルに来られた玉川さんに、前に座った女性が「えくぼが可愛いかった」と言って和んだ会話になった。玉川さんはここへ来られる前にニューヨークへ行ってらしたそうで、〈ニカの家〉へ行ってきた話をしてくれた。ニカ男爵夫人の家がそのまま残っているとは知らなかった。その家から見える川の向こうにビル群がそびえ立つ写真を見せてもらったけど、セロニアス・モンクが眺めていた景色なんだよね。猫も一匹いたそうだ。ニカの愛猫の子孫かもしれない。
2ステージ目の最後にスキャットをやろうと西山さんが言うと、ニューヨークで歌ったとき、アフリカ系の客にあんたのスキャットは・・・と言われたと前置きして歌ったけど、そのおおよそがわかった。米の飯をやめてソールフードにしたら解決するような気がする。
終わってからもいろいろと身になる話を聞かせてもらい充分楽しめて、わたしはほんまにジャズが好きやねんなと思った。今夜はジャズも聴いたし社交もしたし、釣りはいらんぜ(笑)。