三屋清左衛門が食べて美味そうだったものの一つに〈蟹の味噌汁〉がある(昨日の日記 藤沢周平「三屋清左衛門残日録」)。読んでいたら昔食べた蟹の味噌汁の味を思い出した。
ずっと昔のことだけど北海道へ何度か行った。小樽から積丹半島の古平を訪ねたのがいちばん良かった。その次に登別に近いカルルス温泉がよかった。この二回は初冬だった。その次に北海道は初夏がいいということで網走→知床から厚岸をまわって札幌・小樽にもどったことがある。厚岸の小さな旅館に泊まったら夕ご飯に花咲蟹の大きなのが出た。むしゃぶりついて食べ、残ったのはほんとに殻だけで自分でも笑えた。隣が大きな部屋で地元の人たちが宴会をしている。廊下に出された蟹の殻には身がたっぷりついている。もったいなーと思ったのをいまだに覚えている(笑)。
翌朝のご飯は蟹の味噌汁がついていた。昨夜の蟹も美味かったが、どっちかというと味噌汁のほうが美味いと思った。いまだに覚えているくらいだもん。