小児科医で言語聴覚士の梅村浄(うめむら きよら)さんからいただいたDVDを見ました。赤ちゃんが言葉を発する(始語)ようになるまでを、赤ちゃん(しいちゃん、なあちゃん)のおうちに毎月一度伺って記録し続けたものです。
〈げんごろう〉というのは、言語と野郎をくっつけたニックネームです。学生と医師と言語聴覚士が協力して、赤ちゃんの「こどばが生まれる時」を知ろうと、二人の赤ちゃんの成長をビデオで追いました。二人は1997年に2カ月の差で生まれた女の子です。
生まれたばかりの「新生児期」では、お母さんの腕に抱かれて、お母さんの呼びかけに応じて舌を出します。「原始模倣」と言われる行為です。というようにだんだん成長していく赤ちゃんが映し出されます。
首がすわる時期になると、クールなしいちゃん、甘えたのなあちゃんと赤ちゃんの個性が出てきてくるけど、これはいつまでも続かないそうです。
いろいろな音を出して、聴こえるかどうか確かめると、鈴、太鼓、くしゃくしゃな紙の音を聴き取りますが、人の声に最高の反応があります。見るほうでは、名前を呼ばれて顔を見るようになります。
そして、歩き始める時期がくると、ことばが生まれる時となります。
双方向のコミュニケーションがとれるようになり、遠くのものを指差すことができるようになります。相手の身振りの真似をします。「こんにちは」でおじぎをし、「バイバイ」と手を振ります。
わたしは子どもがいないので、考えたこともなかったのですが、こうしてしっかりと成長過程を見せてもらうと、人間ってすごいもんです。わたしもこうして赤ちゃんから成長したんだよなぁ。
ふと、うちの猫が指差したほうを見ないで、こちらの指ばかり見ていたのを思い出しました。
このビデオを撮りはじめた時期からこういうものを作りたいということを聞いていて、編集作業をアップルで勉強されたことも聞いていました。内容はもちろんだけれど素晴らしい仕上がりにも感動しました。