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まだ感想は書けない ウラジーミル・ナボコフ「ロリータ」

ロリータ (新潮文庫)夜中まで夢中で読んでいた一日目、寝ついたと思ったら悪夢にみまわれ、明け方には自分の寝言で目が覚めた。それからちょっと休んだり夜中に読むのをやめたもので読み終わるまで時間がかかった。
そしていま読み終わって訳者あとがきを読んだところだ。ていねいな注釈がついているのだが、その注釈を初読でなく再読のときにお読みいただきたいとある。そうなのだ、最後のほうにきたとき、もう一度読んでからでないと感想が書けないなと思っていたのだ。落ち着いて注釈を読みつつ再読しよう。

わたしが最初に「ロリータ」を読んだのは1960年ごろ、最初の大久保康雄訳だった。なぜかおもしろくなかったのを翻訳のせいにして、そのままになっていた。評判になり過ぎたので映画も見に行かなかった。

もう一度読もうと思うようになったのはちょっと前だが、若島さんの訳なら信頼して読めると思った。そのとおりで「ロリータ」が20世紀にそびえる小説家の一人という言葉に納得である。2005年に若島さんの翻訳がハードカバーで出ていたのを知らず、先日ようやく新潮文庫のを買ったのだが、文庫本になるにあたってまた点検作業をしたとあって、いま日本で最高の状態で読めることに感謝だ。(若島正訳 新潮文庫 857円+税)

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2008年05月10日 01:39に投稿されたエントリーのページです。

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