泳ぎの達人
昨日書き忘れたので、もう一回プールの話題です。
先日プールに入っていったら、ねえねえとさっそく呼びかけられた。「昨日きてへんかったやろ、惜しいことしたなぁ、おもしろかったのにー」なにがあったんと聞いたらこういうことらしい。
杖をついたおばあさんがよろよろとプールにやってきた。85歳以上に見えたそうだ。そういう人でも最近は医者に言われて歩きにくることがあるので、こっちに来ると思ってたら、上級者用の泳ぎのレーンに危なっかしく入ったそうな。
「それからがすごいねん。行ったり来たり何往復したかわからへん、1000メートルは泳いだんとちゃうかな、泳ぎ方がきれいで早いねん」だそうだ。他の人はみんな泳ぐのをやめてじっと見ていたという。「泳ぎ終わったときは拍手したん?」と聞いたら、それはなかったけど、またよろよろと帰って行くのをみんなが見守っていたという。あの年であれだけ泳げるのは「昔前畑選手なんかといっしょに泳いでいた人かもしれへんね、もしかしたらオリンピックに出たかもしれへん」ということになった。
歩く人たちが特に痛快だったのは、泳ぐ人は歩く人を差別しがちだから、いつもちょっと偉そうにしている泳ぎ人たちを、おばあさんがへこませたからだと思う。