FLC15周年記念シンポジウム「戦争・ジェンダー・トラウマ」
FLC(女性ライフサイクル研究所)が15周年を迎えて開催したシンポジウムは、「戦争・ジェンダー・トラウマ」という大テーマだ。重いテーマにしんどそうやなぁと思いつつ、しかし、わたしにとっても戦争とジェンダーは無関心でいられない。話をきくだけでも勉強になるかとお昼過ぎに出かけた。会場の山西福祉記念会館は、阪急東通り商店街を抜けて北野病院の手前にある。最近は梅田に縁があるなと商店街を歩いた。昔よく来たお好み焼きの美舟があった。しょっちゅう行っていた輸入レコードのLPコーナーはなくなっていた。
さて、シンポジウムである。シンポジストはそれぞれ大学の教授で、大越愛子さん(近畿大学)、内藤和美さん(群馬パース大学)、中村正さん(立命館大学)、司会が村本邦子さん(立命館大学・FLC代表)だった。内容はもちろん一言で言えないから、心に残った言葉を書いておこう。4人ともに真っ正面から問題に立ち向かう真面目な話し振りだった。
大越さんは、日本軍の「性奴隷」だった女たちのことを話された。靖国問題にも触れられて、結論は「歴史 His story」の暴力性に「Har-story」を封じ込められてきた側から「Har-story」の再発見ということだった。
内藤さんは、「当事者と調査研究〜当事者と協議するということ」というテーマで話された。年代によって違うことなど具体的に話されたのだが、このテーマはわたしにとっては、ボランティアと当事者の関係とか考えさせられていることなので興味深かった。
中村さんは「アンラーン(unlearn)」という言葉が印象に残った。「反暴力」「非暴力」「脱暴力」でなく、暴力を捨てるという意味での「アンラーン」。
その他、トラウマということで、「加害トラウマ」と「被害トラウマ」があり、被害者ばかりがなぜ悩むのかというのになるほどと思った。
シンポジウムが終わって交流会にも参加させてもらった。ビールとサンドイッチなどご馳走が出て、一人ずつ自己紹介をしながら話した。わたしもけっこうしゃべってしまった。
帰り道のスーパーでつつましく出来合いのおかずを買ったが、たまにはいいとしよう。